2009年09月04日

ちょっとまじめな梨の話

梨農家の朝は早い。
5時起き。まだあたりは薄暗い。

加賀梨は、朝採りの新鮮なものを選別して、形も色も美味しそうなものだけを出荷します。けれども、中身は開いて食べて初めて、甘い・甘くない、美味しい・美味しくない、ジューシーだと判ります。

当たり外れもあります。吟味しているつもりですが、一個一個全部開いて食べるわけにはいきません。もし外れのときは、ごめんなさいデス。「経験と勘」に頼るしかないのです。

肥料もタップリやって、手塩にかけて世話をしているにも関わらず、雨が異常に多いとか、日照不足とか、自然の力を前にしては、うまく立ち行かないこともあります。天候は死活問題なのです。その上、台風や強風が来ればほぼ壊滅状態になります。1年間何をしてきたかわからないことだってあります。こんなことを思うとやはり人間は生かされているんだなと思ったりもします。

梨栽培は天候に左右されるある種“博打性”のある仕事です。なので農業にしても、漁業にしても、やりたがらない傾向があるのだと思います。

ここ奥谷梨団地でも年々後継者不足で困っています。若い跡継ぎがいない。本当は若いパワーで次につなげていって欲しい分野なのですが・・・(先日ニュースでやっていた若い美人海女さんのような方、もっといてもいいはず!)

今流行の“パソコンなお仕事”もかっこいいと思いますが、泥臭い仕事もまた独特のかっこよさがあります。私もモニターを前に仕事をすることもありますが、体を動かして仕事をしたときの達成感もまた格別です(両方できるハイテク農家っていう響きもいいかな)
それはさておき、「食」は人間の活動の源となるものです。まったく無くなってしまっては困る仕事です。誰かがやらないといけません。

梨生育は北上しており、今後15年くらいで確実に生産は難しくなると、石川県農業試験場研究者は指摘しています。おいしい梨も今のうち食べておかないと食べれなくなるかもしれません。

言いたいことをうまく言い切れているか不安ですが、最近の所感を綴ってみました。
駄文失礼いたしました。


posted by エンチョ at 09:49 | コメント(0) | トラバ(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
タグ:
梨栽培,
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